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ブログ記事のタイトルは、私たちをコンテンツへと導いてくれる、大事な道しるべです。たとえコンテンツのクオリティが高くても、タイトルの付け方が魅力的でなければ、閲覧者は記事をクリックしてくれません。
読みたくなるタイトルには、お得感、最新感、好奇心をくすぐるなどなど、様々な要素がありますが、人気ブログは、ある法則にもとづいて記事のタイトルを付けていることがわかってきました。
そこで今回は、私が独自に分析した、その読まれるブログタイトルの法則(パターン)を解説付きでご紹介したいと思います。32文字という文字数制限の中、最大限に魅力を表現し、読者を惹きつけるためにはどうしたら良いのか?
効力を生むブログタイトルの付け方を理解し、是非皆さまのコンテンツマーケティングへとお役立てください。
タイトルの付け方基本:数字を有効活用する
ブログタイトルに数字が効果的な3つの理由
1. 読者が記事内容を予測できる
人間は未知を恐れ、確定を喜ぶ性質があります。その性質から考えると、タイトルにあらかじめ数字を入れることにより、読者は内容を予測することができ、「この記事を開けば、いくつの何々がある」という事がわかるので、クリックしやすくなります。
2. 大きな数字ほどお得感が得られる
誰が無料でしかも大量の情報を拒むでしょうか。数字が多いほど、記事のお得感が増し、記事への誘導力がアップします。数字が大き過ぎても悪くはないと思いますが、読者が読みやすいように、程々の数字で収めるようにしましょう。
3. 数字は制限されている
例えば、タイトルに「7つのこと」という文言が含まれているとします。同じ記事内容でも、7という数字が決まっているので、読者はコンテンツ内容に圧倒されず、クリックしやすいだけでなく、記事を最後まで読み進んでくれる可能性がアップします。
数字を使ったタイトルの付け方の例10選
- 10の方法
- 7つの法則
- 5のルール
- 3つのポイント
- ベスト10
- 10選
- 5ステップ
- 7つのこと
- TOP10
数字はコンテンツを確約し、読むメリットがひと目でわかる
タイトルだけでなく、記事内の見出しにも取り入れれば、読者にスムーズな情報提供ができるので、合わせて活用してみてください。数字はどの名詞にも添えられますので、上記以外にも、オリジナルのアイディアを織り込めば、ターゲットの絞込みなどの際にも重宝するでしょう。
上記のタイトルの付け方の例は、今やどの人気ブログでも活用しているものですので、皆さまも「あるある!」と思っていただけたのではないでしょうか。
次は「好奇心をくすぐる」ブログタイトルの法則を、5つの種類にわけてご紹介いたします。
好奇心をくすぐり、読んでメリットがある事を伝える
人の好奇心をくすぐるブログタイトルの付け方は至ってシンプルです。日々使っている日本語の質問形式を思い出してみましょう。
いつ、どこで、だれが、なにを、どうやって、いくつ、どれだけ
これらの疑問詞を、ターゲットにするユーザーの問題点に組み合わせてタイトルを付ければよいのです。「いくつ」と「どれだけ」の2つは、数値化できる要領になりますので、これらは前セクションで紹介した「数字を活用する」に当てはめてみてください。
ブログで思わず知りたくなってしまう5種類の関心事を取り入れる
1. ハウツー、やり方、方法、手順など
インターネットの存在意義は、ずばり問題解決です。人々は、個々の人生をより良くするために、色々なホームページから情報収集をしています。人々に貢献するためにも、自分の知っている情報は、勿体ぶらずに公開しましょう。
2. 何故こうなるのか、理由、仕組みなど
問題を解決するために、その問題の元となる理由や原因、事例などを紹介することで解決に導く方法です。問題解決以外にも、人間は誰しも種明かしが大好きですので、どんなジャンルのことでも「なぜそうなるのか」を取り上げることが出来れば、人々の役に立つこと間違いなしです。
3. レビュー、使ってみた、実践など
百聞は一見にしかずと言いますが、インターネット上では、逆に多くの意見が重宝されます。未知と失敗を恐れる人間にとって、他人の声は非常に有益なものなのです。レビュー以外にも、「これを続けたら(実践したら)こうなった」というような、結果を紹介するブログ記事は非常に参考になり、クオリティの高い情報となります。
4. 誰々が使っている!誰々は実践している!など(オーソリティ)
人物の名前を使うと、説得力が大幅にアップし、閲覧率も同じようにアップします。これはオーソリティと呼ばれるもので、使う名前や役職の持つ権威が、記事の情報の威力を語るというもの。企業が著名人をCMに使ったり、レビュアーに起用したがるのはこのためです。名前でなくても、「社長」とか「美人」などのイメージをタイトルに付けるものありです。
5. 渋谷区の〜、我孫子市の〜など、場所を定める
問題解決の中には「探しもの」も含まれるため、場所を特定してる記事は読まれやすいのです。昨今のインターネットは、レビューと情報の過多により、実は迷ってしまっている人も多い。そんな人のために、独自の地域密着型情報を、個人的な視点から発信すると非常に役に立つ情報となります。
6. 2015年の〜、最新の〜、何年前から〜、将来は〜など、時間的要素を取り入れる
6番は次のセクションにて紹介しています。
好奇心を掻き立てるコツ
コンテンツマーケティングは、ユーザーに価値のある情報を提供することです。ユーザーがインターネット上で価値を感じる瞬間は、「へぇ〜」と思えるような、感心事。つまり、好奇心を掻き立てるには、ユーザーが持つ疑問や問題点を先読みして、それをドンピシャで解決してしまうコンテンツを配信することなのです。
次は「時間」という概念を使い、心理的にユーザーに語りかける方法をご紹介いたします。
時間的要素を取り入れ、今読めばメリットがある事を伝える
人は新しいものが大好きです。中途半端に古いものは好きじゃありませんが、極端に古いものも好きです。そして人の先を行くのが好きで、人に置いて行かれるのが好きじゃありません。
時間的要素は、私たち人間が日々無意識に重要視している要素です。これはインターネット上で情報を探している時も同じで、新しい事を知りたいし、流行りに乗りたいと思うの人間です。
つまり、これら(時間的要素)をブログのタイトルに有効活用すれば、時間に左右されやすい人間にとって、非常に読みたくなってしまう、ということになります。
人を惹きつけ、新しさを表現するタイトルの付け方
1. 2015年の〜など、最新感を出す
例えに「まとめタイプ」の記事を挙げてみましょう。まとめ記事は、今までネット上で分散されていた情報をかき集めたものなので、あまり時間には左右されないタイプの記事と言えます。そのような記事が3つあったらどうでしょう。同じようなタイトルでも、2015年最新の!と入ったブログ記事のほうが、確実に閲覧率がアップすると思いませんか?
2. 最近の出来事だということを書く
開催されました!や、開催します!など、イベントの紹介などに役立つ表現方法です。行った行かないは別として、誰でも時事は気になるものですから、最近の出来事だということをタイトルに入れましょう。
3. 流行り、流行るかも、流行っているらしいなど
流行りに弱いのが日本人です。周りに振り回されるのが日本人です。もはや、流行りに乗ってない人は「ダサい」んです・・・。現代は競争社会ですから、誰も「ダサく」なりたくありません。今や誰でもフォローしている流行のブログ記事は、読まずに去ることは出来ないでしょう。
4. 予測、予兆などの推測を入れる
何度も言いますが人間は未知を恐れる動物ですので、プロや専門家が、近い将来の推測を紹介している情報は重宝されます。株式投資に関する予測、天気の予報、上記の何かが流行るかもしれない予兆など、不安を払拭する表現をタイトルに取り入れれば、きっと読みたくなってしまうでしょう。
時間の長さを活用して説得力を付ける
1. 具体的な期間(日数)を取り入れる
2週間続けたらこうなった!とか、2年前から続けている〜、一ヶ月使ってみて思ったこと!などと期間を取り入れることで、普通の内容にも重さが出てきます。長い期間続けたという説得力が生まれるのです。何でも継続することは難しいので、継続した人の体験談は気になりますし、モチベーションにもなります。
2. 古さを協調し、情報の価値を伝える
中国4000年の〜、100年前から伝わる〜、20年前にはあって失われたもの〜など、最近ではない過去を引用するテクニックです。期間を入れるのと同じく、記事の重みが出て価値が増しますし、知らなかった人に取っては、知っておくべき過去を知れる良い機会となります。
時間は、時間で生きる人々にとって、非常に気になる要素である
時間は、私たちが日々大切にしている反面、直接体感出来るものではありません。そのため、時間的要素は、人の無意識に語りかけている要素であると言えます。
例えば「◯◯を2週間続けてみた」という記事をクリックした人の心理は、一見「2週間続けたらどうなるんだろう?」という風に見えます。しかし実のところ、読みたくなった心理は「私は続けられないんだよね。私も変わりたいな。」ということなのです。
ブログだけでなく、ビジネスにおいても、この「無意識に語りかける」という部分は非常に重要な事柄になってきます。時間の要素以外にも、このルールは適用されてきますので、その部分も意識してコンテンツマーケティングを行ってみてください。
お得感を出し、読んで損がない事を伝える
読者は記事タイトルを見て、自分に何らかの得があると分からない限り、その記事を開いてさえくれません。その理由は、インターネット閲覧自体が無料だからです。無料の上に、さらにもっとお得感(その人の人生を豊かする何か)を表現しないと、読者はスルーしてしまうのです。
記事タイトルや記事内容を考えるときは、「お得感」を考える以前に、当たり前のように「お得感」を意識されていると思うのですが、お得感を表現するタイトルの付け方にも法則がありますので、是非参考にしていただければ幸いです。
お得感の出し方2種類
1. 無料を強調する
無料で使えるWiFiスポット、無料のアプリ、無料ダウンロードなどなど。誰でも極力お金を使わないように生きていますので、ターゲットの持つ問題に役立ち、無料で充足感を得られる情報だということが分かれば、必ずブログ記事を読んでくれるはずです。
2. 親切感を出す(まとめ)
親切な記事、それはずばり「まとめ」記事です。その業界に精通する人が厳選した記事や情報は、非常に参考になるだけでなく、親切でありがたみのある情報なのです。人は無料が好きなように、人は誰も面倒くさがり屋。どんなまとめ情報が便利かを考え、記事タイトルと記事に適用してみましょう。
読者の弱点を指摘し、読まずにブログを去る危機感を与える
ブログのタイトルの付け方の中でも「これを読んでおかないと恥をかくよ!」という事を遠回しに表現する方法は、非常に効果的です。
実際の記事内容は単なるお役立ち情報なのですが、タイトルに「弱点を突く」ような表現を取り入れることにより、無意識に語りかけ、読者の心を動かすことが出来るようになります。
弱点を突かれた読者は「もしかして私が知らないこともあるかも」「ヤバイかも」という風な感覚になり、記事へと誘導されてしまうという訳です。
無意識に語りかけ、閲覧へと導く5つの方法
1. 初心者必見、◯◯入門
初心者は、自分のことを初心者と自覚していますので、単刀直入に「初心者向け」ということを表現するだけで、一定の閲覧数が見込めます。入門という表現も同じです。簡単なものから学ぶという、世界共通のスタイルを取り入れ、ビギナーに有益な情報だということを明白にしましょう。
2. ◯◯する前に知っておきたい、これだけは知っておきたい、恥をかかないための
何かに挑戦する前から知っておくと便利なことは沢山あります。人は皆失敗を恐れますので、事前の情報収集は欠かせません。「読まずに去るより、読んで学んだほうが遥かに賢明」ということを表現できるので、閲覧してくれる可能性が一段とアップします。
3. 今さら聞けない◯◯
もしかして私の知らないことがあるのかもしれない!僕のやり方は間違っているのか?と思わせるのが、「今さら聞けない」タイプのタイトルです。記事の内容は、優良なコンテンツ以上に、かゆい所に手が届く情報、つまり「多くの人が忘れがちな」何かを紹介できればベストです。
4. メリット・デメリット
メリット・デメリットは、何かを試してみたい時や、何かに定まっていない時に重宝する情報です。良い悪いを決めるのではなく、現実的で誠実な評価は、未経験者にとって非常に有益ですので、プロの視点から見たメリット・デメリットを紹介してみましょう。
5. 理想と現実の比較
例えばこんな感じです。「仕事がデキる人とできない人の違い7選」。記事中盤にも紹介した、オーソリティの表現に似ていて、対象を理想のイメージに置き換えるのです。そうすることによって、理想になりたがる人間は、自分がそうであるかを確かめたくなり、読みたくなってしまう。そうでなくても、人の改善点を指摘できるので、結果良いコンテンツになります。
重要性や珍しさを強調して、ブログ読者を捕まえる
最後になりました。当たり前過ぎるけど結構効果のあるブログタイトルの付け方にて、本記事を締めくくりたいと思います。
このテクニックは、ズバリ、強引に読者を捕まえに行く方法です。要するに、偽りもごまかしもなく、「読むべき!!」という表現を入れるのです。
どんなどうでもいい記事でも、他人から推薦されれば、推薦されないよりは読む気になります。その原理を利用して、敢えて「オススメ!」とタイトルに付ければ、人を動かすことが出来る可能性がアップします。
重要性と珍しさを強調するタイトルの付け方3つ
これらに説明は不要だと思いますので、臨機応変に取り入れてみてください。
オススメ!
必読!必見!
悪用厳禁!
◯◯の◯◯がヤバイ
ブログ記事タイトルの付け方まとめ
お勉強お疲れさまでした。忘れてしまわない内に、ひとつずつブログタイトルの付け方を振り返ってみましょう。
復習しよう!ブログ記事タイトルの付け方6つの法則
1. 数字を活用する
10選、5つのルール、7つの法則などなど。
数字を取り入れて、コンテンツ内容を明白に伝えましょう。
2. 好奇心を掻き立てる表現を取り入れる
ハウツーや方法、理由や仕組み、レビュー、誰々は使っている◯◯、千代田区の〜など、「どこで、だれが、なにを、どうやって、いくつ、どれだけ」という基本的な疑問詞を駆使して、読者の好奇心を掻き立てましょう。
3. 時間的要素を取り入れる
最新の情報や、流行りの紹介、予測など、時の最先端を行く記事を書きましょう。それ以外にも、時間の長さを利用し、「2週間◯◯を実践した」などと、文章の説得力をアップさせる表現を取り入れましょう。
4. お得感を表現する
無料の何かを紹介したり、分散された情報をまとめて、記事を読むお得感を表現しましょう。
5. 読者の弱点と照らし合わせる
ターゲットの視点から考え、その人の弱点や状態を指摘した表現を取り入れましょう。
6. 記事が重要、または珍しいという事を強調する
読んでもらいたい記事は、発信側から積極的に記事を押していきましょう。
さいごに
「ユーザーに興味を持たせる」というポイントは、ブログ記事の基礎となる存在意義です。お金を払って読む媒体とは反対に、インターネット上の情報は無料であるため、余程のことが無い限りクリックへと誘導することはもちろん、記事を最後まで読んでもらうことさえも難しい場合があります。
ターゲットを絞った上でのコンテンツ企画では、必ずユーザー視点に立ち返り、必要とされている情報を考えるようにしましょう。そうでなければ、インターネット及び人類への貢献ではなく、自己満足で終わってしまいます。
人々の豊かさに繋がるコンテンツマーケティングを行って、相手の人生を良くすることが出来れば、あなたの事業と人生も、きっと良くなること間違いなしです!!
タイトルを付ける上での注意点
人の目を惹くタイトルの付け方は、良質な内容があってからこそ活用できるテクニックです。読む価値のないものに、オーバーなタイトルを付ければ、ユーザーには大の悪印象ですので、二度と同サイトへ戻ってきてくれなくなってしまうかもしれません。
上記のテクニックを活用する際は、記事の内容に相応しいことを誠実に判断し、かつ全て自己責任でお願いいたします。