Web戦略策定を実施する理由
1 事業やプロジェクト内容を見直す機会になる
戦略策定のプロセスでは、経営理念や事業内容など、ビジネスに関するありとあらゆる要素を引き出します。Webサイトに適用する前に全ての要素を洗い出し、事業そしてWebサイトの方向性として相応しい内容であるか、見直す機会になります。2 目標を設定するため
ただ単にホームページを立ち上げたい、というだけでは将来性がありません。ビジネスと同じく、長期的な視点で考え、Webサイトで達成すべき目標を設定します。3 やるべきことが見え、時間短縮になる
ターゲットや競合調査も、事業計画書作成時と同じように、戦略策定時に実施します。何をすべきかを明確にするのも、戦略策定の目的と言えます。タスクが決まれば、迷うことなくプロジェクトを進めることができます。Web戦略策定プロセスの全貌
Web戦略策定のプロセスには7つのステップがあります。1 ゴール設定 GOAL
サイト制作の目的は何か。そしてどのようにして成果を測るのか。2 ターゲット分析 AUDIENCE
サイトのターゲットは誰になるのか。どのような問題を抱えている人か。どのような経路でサイトにアクセスしてもらうのか。3 ブランド分析 BRAND
事業やプロジェクトの独創性は何か。伝えたいメッセージは何か。4 競合調査 COMPETITION
競合との差別化ポイントは何か。そして競合から参考になることはあるか。5 キーワード調査 KEYWORDS
どんな検索キーワードでサイトにアクセスしてもらいたいか。6 ログ分析(サイトリニューアルの場合のみ)LOG
アクセス解析ログから得られる情報はあるか。それらを教訓とする戦略は考えられるか。7 実施計画 IMPLEMENTATION
1から6までの内容をどうWebサイトとして実装するか。目標とする期限はあるか。これらの戦略の7項目は、大きく3つのカテゴリーに分けることができます。このカテゴリー分けを意識することも、戦略策定を円滑に進めるためにも重要だと思っています。I Webサイトの基礎
1番2番3番II 各種調査
4番5番6番III 実施計画
7番 まずIカテゴリーにて行うことは、目標を決める、誰をターゲットにするかを想定する、そしてどんなメッセージを伝えるのかを考えることです。 IIカテゴリーでは、競合の攻め方や守り方を参考にして、取り組むプロジェクトならでは勝ち方を考える。どんな検索キーワードでアクセスしてもらいたいのか等、サイトへの流入経路を考えたりする検索エンジン最適化(SEO)ベースの調査。サイトリニューアルであればアクセス解析ログを見て、刷新するサイトにどうデータを活用できるかを調査します。 IIIはそのまま、どう実施に移すかの計画を立てます。 それぞれの説明は今後アップしていくWeb戦略シリーズにて詳細に説明していきますが、バスティル株式会社では上記の3カテゴリーに分かれた7項目をベースに戦略を策定しています。Web戦略は本当に必要なのか? Web戦略を定義する。
Web戦略が無くても、Webサイト制作は成り立ちます。実際弊社もバスティル株式会社の立ち上げ前は、戦略なしのWebサイト制作をサービスとして提供してきました。ですがWeb戦略が無いプロジェクトには問題点があることに気づきました。まず第一に、お客様からご依頼をいただく前の問題です。戦略が無いと、Web制作会社としてのご提案が出来なくなってしまうのです。 理由として、Webサイトはお客様のビジネス、もしくはプロジェクトの化身となるインターネット上の媒体であり、それにはWebサイト制作以前に、Webで最大限に魅力を表現するにはどうすれば良いのか、というWebの専門家視点からのコンサルティングが必要となります。お客様のプロジェクトをWeb用に整理して、Webで勝つにはどうすれば良いのかを考える一種のビジネスコンサルティングと言えます。 このコンサルティングが無い場合、お客様からサイト構成案(サイトマップ)と原稿をただWebサイトに反映するだけのお仕事になってしまい、サイトの将来性や成果は見込めません。Web戦略策定は、お客様のビジネス、もしくはプロジェクトをWebサイト視点から考え、Webサイトに特化したビジネスプランを考えることと言えるでしょう。